この記事でわかること
- 住宅会社を選ぶときに、価格以外で見ておきたいポイント
- 法律で決まっている保証と、会社独自の保証のちがい
- 共働き子育て世帯を例にした、あわてない進め方
「どこに頼めばいいの?」で止まっていませんか
「住宅会社がたくさんありすぎて選べない」
「価格だけで決めていいのか不安」
「営業トークに押し切られそうでこわい」
こんな気持ち、よくわかります。家づくりは金額も大きく、一生に何度もあることではないので、慎重になって当然です。でも、見るべきポイントを先に知っておけば、必要以上に身構えずにすみます。大切なのは、値段そのものよりも「何を約束してくれる会社か」を見比べることです。
まず知っておきたい、法律で守られている部分
新築住宅には、法律で決まった安心の土台があります。住宅瑕疵(かし)担保履行法により、新築住宅を引き渡す事業者は、構造の主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について10年間の保証(瑕疵担保責任)を負い、そのための保険加入か供託が義務づけられています(国土交通省・住宅の品質確保の促進等に関する法律)。つまり、どの会社で建てても最低10年は守られる、というのが出発点です。
さらに、家の性能を第三者がチェックしてくれる住宅性能表示制度(品確法にもとづく制度)もあります。断熱性や耐震性などを統一の基準で評価し、評価書として示してくれる仕組みです。使うかどうかは任意ですが、性能を客観的に比べたいときの手がかりになります。
FPの考え方:価格の”安さ”より”前提”をそろえる
ご家庭によって重視する点は変わりますが、FPの視点では、複数の会社から見積もりをとる「相見積もり」がおすすめです。ただし、大切なのは同じ条件で比べること。広さや設備のグレードがバラバラのまま金額だけ見ると、安い会社が本当に得なのか判断できません。前提をそろえてはじめて、価格・保証・性能・アフターを公平に比べられます。
そして、法律の10年保証に加えて、シロアリ・外壁・屋根などの会社独自の長期保証や、引き渡し後の点検(アフターメンテナンス)がどこまで無償で続くかも会社ごとに差が出ます。ここは遠慮せず質問してよいところです。
| 見る観点 | 確認したいこと |
|---|---|
| 価格 | 見積もりの前提(広さ・仕様)がそろっているか/追加費用の有無 |
| 保証(法律) | 10年の瑕疵担保保険または供託があるか(=どの会社も義務) |
| 保証(独自) | シロアリ・外壁・屋根など長期保証の範囲と年数 |
| 性能 | 住宅性能表示制度の評価書があるか(断熱・耐震など) |
| アフター | 点検の頻度・いつまで・無償か有償か |
| 相性 | 質問に誠実に答えてくれるか/急かされないか |
モデルケースで考える
夫35歳(会社員・年収500万円)、妻34歳(共働き)、子ども8歳と5歳のご家庭が、注文住宅を検討し始めたとします。最初はモデルハウスの雰囲気や坪単価の安さに目がいきがちですが、いったん立ち止まり、「広さ・間取り・設備のグレード」をそろえたメモを作ってから2〜3社に相見積もりを依頼。すると、A社が安く見えたのは標準仕様が控えめだったから、といった”見え方のズレ”に気づけます。金額・保証・アフターを並べて、はじめて納得して1社を選べるようになります。
よくある誤解
誤解①「大手なら安心、地元工務店は不安」
→ 規模より、保証・アフター・担当者の対応で見るのがおすすめ。どちらにも良い会社があります。
誤解②「相見積もりは失礼」
→ 相見積もりは一般的な進め方で、失礼にはあたりません。同じ条件で比べたい、と伝えれば大丈夫です。
誤解③「安い会社ほどお得」
→ 標準仕様やアフターの範囲が違うことも。総額と保証をそろえて見ないと、本当の得かはわかりません。
確認してほしい3つのこと
今日できることをひとつだけ挙げるなら、「わが家がゆずれない条件」を3つだけ書き出してみること。これが、会社を公平に比べるものさしになります。
- まずはここだけ:広さ・間取り・設備で「ゆずれない条件」を3つ書き出す
- 余裕があれば:気になる会社の「保証とアフターの範囲」を質問リストにしておく
- 余裕があれば:相見積もりは同じ条件で、と決めておく
まとめ
住宅会社選びは、価格の安さ比べではなく「何を約束してくれるか」比べ。法律の10年保証という土台があるうえで、独自の保証・アフター・性能・相性をそろえて見れば、営業トークに押し切られずにすみます。条件を3つ書き出すだけで、実はもう選ぶ準備は半分できています。
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のどかFP事務所からの一言
のどかFP事務所は、住宅会社や金融商品を販売しない、完全独立系のFPです。だから「どこがいい」ではなく、「あなたの家計と暮らしに合う選び方」を中立の立場で一緒に考えられます。家づくりは、住宅ローンや教育費とのバランスも大切なところ。会社選びで迷ったら、まずお金の全体像から一緒に整理してみませんか。無料相談で気軽にお声がけくださいね。


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