SNSを開くと「必ず儲かる」「元本保証で月利◯%」といった投資の広告や、知らない人からのメッセージが流れてくることがあります。資産形成に前向きな人ほど、こういう話に触れる機会も増えます。今日は、こわい話をするのではなく、「うまい話」と上手に距離をとるコツを、やさしく整理してみます。
この記事でわかること
- 「投資」と「投機・うまい話」はどこが違うのか
- 公的データで見る、SNS型投資詐欺の実態
- あやしい話に触れたときの、いちばん小さな守り方
「これ、大丈夫かな?」と感じたその感覚、合っています
「有名人が勧めているから安心かな」
「みんな儲かってるみたいだし、乗り遅れたくない」
「でも“必ず儲かる”ってちょっと出来すぎ…?」
最後の「ちょっと出来すぎ?」という感覚、実は合っていることが多いです。お金を増やしたい気持ちと、あやしさへの違和感。その違和感を大切にできれば、大きな失敗はかなり防げます。
公的データで見る「うまい話」の実態
不安をあおるつもりはありませんが、数字は知っておくと守りになります。警察庁によると、2024年(令和6年)のSNS型投資・ロマンス詐欺は、認知件数が約1万237件、被害額はおよそ1,272億円にのぼり、前年のおよそ2.8倍に急増しました。SNS型投資詐欺は1件あたりの被害額も大きく、平均で約1,358万円と報告されています。
大切なのは、こうした話が「特別に不注意な人」だけでなく、まじめに資産形成を考えている人にも届いているということ。だからこそ、見分ける“ものさし”を持っておくと安心です。
FPの視点:「投資」と「投機」を分けて考える
状況によって考え方は変わりますが、FPの視点では、資産形成の「長期・積立・分散」と、短期で大きく狙う「投機」、そして仕組みが不透明な「うまい話」は、はっきり分けて考えます。健全な投資は、値動きのリスクを認めたうえで、時間をかけて育てるもの。「必ず」「元本保証で高利回り」という言葉が出てきたら、それは投資というより“別のもの”かもしれません。
見分けるためのチェックポイント
| こんな言葉・状況 | FPの受け止め方 |
|---|---|
| 「元本保証で高利回り」 | 投資に「絶対」はなく、まず疑ってよい合図 |
| 「今だけ」「あなただけ」 | 急かす・限定は冷静さを奪うための演出 |
| 有名人・知人の紹介 | 名前より「登録業者か」を確認 |
| 仕組みが説明できない | 理解できないものには手を出さない |
参考:金融庁/警察庁「令和6年 特殊詐欺・SNS型投資・ロマンス詐欺の状況」
モデルケース:35歳・共働きのBさん
夫35歳・妻34歳・子ども8歳と5歳のBさん。SNSで知り合った人から「未公開の投資で元本保証・月利5%」と誘われました。子どもの教育費を増やしたい気持ちもあり、心が動きます。でも「元本保証なのに月利5%=年60%」という数字に違和感。金融庁のサイトで調べると、その会社は無登録業者でした。→ この場合、違和感を頼りに一度立ち止まったことが、いちばんの防御になりました。
よくある誤解
誤解①「自分は詐欺には引っかからない」
→ 被害は増加しており、まじめに資産形成を考える人ほど狙われます。過信しないことが第一歩です。
誤解②「有名人が勧めているから安心」
→ 名前やお金は無断で使われることがあります。広告の“顔”ではなく、業者の登録を見ましょう。
誤解③「投資はこわいから全部やめる」
→ 投機と健全な投資は別物です。こわいのは“投機・うまい話”で、長期・積立・分散はむしろ味方になります。
確認してほしい3つのポイント
いちばん小さな一歩:「必ず」「元本保証で高利回り」という言葉に触れたら、その場で決めず“一晩おく”。それだけで、多くの失敗は防げます。
- あやしい話は、返事を保留して一晩おく
- 相手が金融庁の登録業者か調べる(余裕があれば)
- 迷ったら家族や公的窓口に相談する(余裕があれば)
まとめ
ポイントは、①「必ず・元本保証で高利回り」はまず疑う、②投資と投機・うまい話を分ける、③迷ったら一晩おいて確認する、の3つです。違和感を大切にするだけで、あなたの資産はぐっと守りやすくなります。その感覚、合っていますよ。
「これって大丈夫?」と気になる話があれば、公式LINEから気軽にご質問ください。中立の立場でお答えします。
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のどかFP事務所からの一言
のどかFP事務所は、特定の金融商品を販売しない、中立的な立場のFPです。だからこそ「これは投資?それとも投機?」を、売り込みなしでフラットに一緒に見極められます。あやしいと感じたら、契約の前にどうぞご相談を。相談は無料からです。


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