「わが家の場合」はどう整理すればいい?FPと一緒に考えるステップ
※この記事は
「子育て世代のためのやさしい保険ガイド(第1回)」の続きです。
はじめに|考え方がわかったら、次は「自分ごと」に
前回の記事では、
- 保険はまず公的保障を知ること
- 必要な分だけを補うこと
- 入りすぎないことが大切
というお話をしました。
ここで多くの方が、次にこう感じます。
「考え方はわかったけど、
じゃあ うちはどう判断すればいいの?」
今回は、その疑問に答える回です。
FPが実際の相談で行っている整理の順番を、できるだけやさしくお伝えします。
ステップ①|まずは「家族の状況」を整理する
保険は、家族の形によって必要な内容が変わります。
まずは、次の点を紙に書き出してみてください。
- 大人は何人?(共働き・片働き)
- 子どもは何人?何歳?
- 住宅は?(持ち家・賃貸)
- 主な収入源は誰?
これだけでも、「守りたいもの」が見えてきます。
FP相談の最初はこんな感じです
相談者さま「何から話せばいいかわからなくて…」



「大丈夫ですよ。
まずは、家族構成と今の生活を教えてください」



「夫婦と子どもが1人。私は時短勤務です」



「ありがとうございます。
では、もし今“働けなくなる人”が出たら、どこが一番困りそうか考えてみましょう」
👉 いきなり保険の話はしません。
まずは生活のイメージから入ります。
ステップ②|「一番困ること」は何かを考える
保険は、すべての不安に備えるものではありません。
「起きたら生活が止まること」に備えるのが役割です。
子育て世代で多いのは、次の3つです。
① 収入が止まること
- 亡くなる
- 病気やケガで働けなくなる
② 医療費が一時的に増えること
- 入院
- 長期治療
③ 教育費が予定通りに出せなくなること
👉 この中で、
「一番ダメージが大きいもの」から順に考えます。
ステップ③|「国の制度」でどこまでカバーされるかを見る
ここで前回の記事の内容が活きてきます。
- 遺族年金
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 障害年金
これらを踏まえると、
「全部ゼロになるわけではない」
と気づく方が多いです。



「実は、“何もない状態”から考える必要はないんですよ」
ステップ④|足りない部分だけを、民間保険で補う
ここでようやく、民間保険の出番です。
よくある組み合わせ(例)
- 万一に備える → 収入保障保険
- 働けない期間に備える → 就業不能保険
- 医療費の自己負担に備える → 医療・がん保険(最低限)
👉 全部をフル装備する必要はありません。
「入りすぎていたケース」



「不安で、いろいろ入ってしまって…」



「大丈夫です。よくあることですよ」
(整理後)
- 似た保障が重なっている
- 今はもう不要な保障が残っている



「必要なところだけ残すと、
保険料がぐっと軽くなることも多いんです」
👉 見直し=減らす、ではなく
“整える”イメージです。
ステップ⑤|保険料は「家計の中で考える」
保険は安心のためのものですが、
毎月の支払いが苦しくなると本末転倒です。
目安としては、
- 掛け捨て保険料:手取りの5〜7%以内
この範囲なら、
- 教育費の積立
- 貯蓄
- NISAなどの資産形成
とも両立しやすくなります。
よくある質問|子どもの保険は必要?
「子どもにも保険をかけたほうがいいですか?」
という質問も多いです。
考え方としては、
- 医療費 → 公的制度が手厚い
- 大きな収入減 → 子ども自身には起きにくい
そのため、
親の保障を整える方が優先度は高いことが多いです。
まとめ|保険は“正解探し”ではなく“整理”
✔ 保険に万能な正解はありません
✔ 家族の状況で必要な形は変わります
✔ 迷ったら「今、一番困ること」から考える
前回の記事で“考え方”を、
今回の記事で“整理の順番”をお伝えしました。








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